相続手続きの流れをご紹介!

福岡市に拠点を構える「徳永高法律事務所」では、企業・法人様、個人様向けに幅広い分野の法律問題を取り扱う法律事務所です。

今回は、相続手続きの流れについてご紹介いたします。

〇相続人の確定
まず、被相続人の戸籍謄本や除籍謄本を取得し、その情報をもとに相続人を特定します。相続人の確定が完了すると、次に遺産分割協議を行うための準備が整います。
〇相続財産の確定
被相続人が所有していた全ての財産を把握するために、銀行口座の残高証明書や不動産の登記事項証明書、証券口座の明細などを収集します。また、被相続人が負っていた債務も確認する必要があります。これらの情報を元に、相続財産目録を作成します。

〇遺産分割協議
遺産分割協議は、相続人全員で被相続人の財産の分割方法を話し合う重要な手続きです。全員の合意が得られたら、遺産分割協議書を作成し、相続人全員が署名・押印します。この協議書は法的に有効な書類となり、不動産の名義変更や預金の解約などの手続きを行う際に必要です。

〇相続財産の名義変更等

名義変更を適切に行うことで、相続人が正式に財産を管理・処分できるようになります。手続きは煩雑なことが多いため、専門家の助けを借りることが推奨されます。

〇相続税の納付
相続税は、被相続人が亡くなった日から10ヶ月以内に申告し、納付しなければなりません。申告は、税務署に対して行い、必要な書類には遺産分割協議書や財産目録などがあります。

納付期限を過ぎると延滞税が課されるため、期限内に手続きを完了することが重要です。

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