「民事」と「刑事」の違いとは?
コラム
ニュースやドラマで「刑事事件」「民事事件」という言葉をよく聞きますが、その違いを詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
今回は、「民事」と「刑事」の違いとご紹介します。
◇「民事」とは?
民事事件は、個人や法人同士の金銭や契約などのトラブルを解決するために裁判所で行われるものです。
代表的な例として、離婚、相続、契約違反、損害賠償請求などがあり、訴訟を起こした当事者が裁判で権利を主張し、判決により金銭の支払いや物の引き渡しを請求できますします。
民事事件は、公権力を持たない私人間の権利や義務を定める基本的な法律「民法」と、「民事訴訟法」に基づいて進められます。
◇「刑事」とは?
刑事事件は、犯罪を犯した疑いのある人に対し、国が刑罰を求める裁判です。
被害者との関係ではなく、国家が責任を追及する点が特徴で、賠償は主な焦点ではありません。
刑法が犯罪と刑罰を定め、刑事訴訟法が手続きを規定しています。
このように、「刑事事件」と「民事事件」は、同じ出来事であっても適用される法律や手続きが全く異なります。
警察に逮捕される事件は基本的に「刑事事件」ですが、被害者が「民事事件」として加害者に損害賠償を求めることもあります。
離婚や遺産相続、負債整理、刑事事件の被害者相談(事故)、さらには学校でのいじめ問題など、人生にはさまざまな課題がつきものです。
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